世界の平均寿命が気になったので調べました。
ちょっとデータが古くて2012年ですが、これをみると、上位はやはり先進国ばかりで、ランキングの下位にアフリカ諸国が軒並み並んでいるのがわかります。
上位と下位だけ表示
この下が途切れてるように見えますが、このランキング自体が188位までになっています。
だからこれが一番下です。
健康や教育への知識が影響
こうやってみると、アフリカ諸国がダントツで平均寿命が短いのがわかります。
…45才って。低すぎです。若すぎて実感がわかないレベルです。中年をちょっと過ぎたおじさんが寿命なわけですからね。
ただしアフリカって、NGO ACEの近藤さんがクラウドファンディングに挑戦してたように(見事に成立!わーい)、健康や教育への知識が乏しいんですよ。それに乾燥した土地でマラリアやデングといった病気がおおかったり、にもかかわらず医者や医療機器が不足してたりと、いろんな問題を抱えてます。
エイズの知識なんかも場所によっては認知度がかなり低く、このまえ紹介したエイズの検査キットも、将来的にはアフリカでの普及を考えていたはずです。
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幼い子どもが亡くなるケースが多い
そういった環境や、知識の欠如を理由として、たくさんの子どもが幼いうちに亡くなってるんですよね。うる覚えですが、たしか3秒に1人とか5秒に1人とか、そのぐらいのペースで子どもたちが命を落としています。ホント悲惨としか言えない現状です。
この幼い子どもたちの死が平均寿命を押し下げているでしょうから、実際には平均寿命でほとんどの人が亡くなるわけではなく、大人になった人たちの寿命はもっと長いのかな、とはおもいます。
実際には統計の取り方も大きく影響してくるでしょうから、どの程度こういった資料が正確かはわかりませんが、ひとつの指標にはなるでしょうね。
あ、2014年の資料もありました。参考までにリンクをのせときます。
平均寿命ランキング・男女国別順位 - WHO世界保健統計2014年版
そして、このシエラレオネの現状をよく知ることができる本も紹介。
NGO国境なき医師団のメンバーとして派遣された山本氏の記録で、貧困問題だけでなく、国際協力に興味がある人は必読の本でしょう。
レビューも高評価です。
自分はもともと国際協力に興味があるので、この手のノンフィクションはたくさん読んでいるが、ここまで人間的なことが盛り込まれているのは珍しい。しかも面白いだけでなく、ちゃんと問題提起もされていて、読み終わってから考えさせられた。写真も多くて読みやすい。
国際貢献に興味のある方も、そうでない方も「これが現実」ということを知る上で非常にためになる一冊です。
情熱を持って生きる事と自分が主役の人生を生きる事のすばらしさと厳しさを教えてくれる作品である。
おもしろい。
すっごく勉強になった。
私的「山本さん3部作」の最初の一巻。
まずこれ。次「アフガニスタンに住む彼女からあなたへ」。最後に「国際協力師になるために」。かな?全部読めば「山本さん自伝」みたいになる。
NGOに興味がある人は、3冊読むべき。
ぜひ読んでみてください。
所感
実際には統計がとれてない国があったり、世界に国として認められてない国もあるだろうから、もっと低い国もあるのかもしれない。
ただ統計として公表された188の国で一番低いのはこのシエラレオネです。
こういった事実をたんに他人事としてではなく、ボクらと関わりのある出来事としてとらえることってスゴく大切なんじゃないかな。
食品や衣料品、ボクらが使ってる商品をひもとくと、じつはアフリカに繋がってるなんてこともザラにあるはずです。
参考:読むと人生変わります!ソーシャルビジネス本を読みあさった僕がオススメする、世界を変えるエネルギーに満ちた良書「13選」